新型コロナウイルスの影響で住宅ローンが払えなくなっていたら

コロナと住宅ローン

新型コロナウイルス(以下、コロナ)の影響を受けて住宅ローンの返済が滞っている方、現在は払えているけれどこれから住宅ローンの返済ができるかどうか不安を抱えていらっしゃるという方は、少なくありません。
2020年7月現在、弊社へも複数のご相談・お問い合わせが寄せられています。

詳細は本文に記載しますが、
この時期だからこそ、金融機関は条件変更等の対応をしてくれる可能性が高くなっています。
支払いが苦しくても、諦めないでください。

住宅ローン問題はできるだけ早く動き出してください

コロナの影響が出始めた当初は、
・残業代が発生しないため収入が減ってしまう
・職場が稼働しないため収入が激減する
・イベントが中止になり収入の見込みが立たない
・今後の状況が読めず、住宅ローンのボーナス払いができるか心配
など、住宅ローンを滞納したばかり、または、今後はわからないけれど滞納までは至っていないケースでのお問い合わせをいただいていました。
それが徐々に、
滞納して数ヶ月経ってしまった
というご相談者様が増えています。

住宅ローン問題は、早く動き出せば出すほど未来への選択肢が広がります。
住宅ローンの滞納が始まる前に、あるいは、滞納してしまっていてもそこからできるだけ早いタイミングで動き出すことがとても重要なのです。

コロナに端を発する収入の減少や失業はこれから増えていくと考えられるため、コロナをきっかけに住宅ローン問題に不安を抱えていらっしゃる方に参考になればと、このページでは、コロナの影響で住宅ローンが払えなくなった場合の選択肢や対処の流れをご紹介しています。
ただ、情報を仕入れることも必要ですが、やはり大切なのは金融機関への相談などに早く動き出すことです。
もしも住宅ローンに問題を抱えていながら、まだ何も動き出せていない場合には、困っている状況や不安に感じている状況を1人で抱え込まず、勇気を出して専門家へ問い合わせてください。
このページが、ご不安・ご負担を解消する最初の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

コロナが影響して住宅ローンが払えなくなった場合に活用できる手段

任意売却と残債整理には専門家とのタッグを

コロナが影響して住宅ローンの返済が困難になった場合に活用できる手段の例をご紹介します。
返済計画の変更、行政の支援策への申請など、コロナから派生した経済的被害を受けた方が利用できる手段や、住宅ローンのリスケジュールや住宅ローンの借換えなど、住宅ローンを組んだ当初から変化した状況に合わせて検討すべき手段などがあります。

コロナ下で活用できる手段:
借入先の情報を確認する

コロナの影響で住宅ローンの支払いが難しくなっている方は大勢いらっしゃいます。
社会的な情勢を受け、各種金融機関ではコロナが起因となる経済状況の悪化で困っていらっしゃる方への施策が講じられていますので、まずは活用できるものがないかを確認してください。

コロナに対する金融機関の対応例

【住宅金融支援機構からのお知らせ】
住宅金融支援機構では、コロナが発端で機構の住宅ローン返済が困難となった方へ、返済期間の延長、一定期間返済額軽減、ボーナス返済の見直しといった返済方法変更メニューが用意されました。
詳しくは下記ページをご確認ください。
住宅金融支援機構:
新型コロナウイルス感染症の影響により機構の住宅ローンのご返済にお困りの方へのお知らせ

【一般社団法人 全国銀行協会からのお知らせ】
日本国内の大半の民間銀行が加盟している一般社団法人全国銀行協会も、コロナで被害を受けた方の状況に応じた対応をすると発信しています。
詳しくは下記ページをご確認ください。
一般社団法人 全国銀行協会:
新型コロナウイルスの影響でお困りの皆さまへ

各機関、コロナの影響を受けた方への支援策を随時公開しています。
ご自身の借入先を確認し、どのような支援策が発表されているのか、常に把握しておくことが得策です。

コロナ下で活用できる手段:
住宅ローンのリスケを相談する

借入先の金融機関に相談することで、住宅ローンのリスケジュールを認めてもらえる場合もあります。
現在の収支や今後の収入見込みなどを詳細に説明し、誠意を持って対応することが大切です。
一定期間は利息だけを支払うことで了承がもらえるケースもあるため、収入の減少が一時的であるならばリスケすることで住宅ローン問題を乗り切るのも1つの方策です。
住宅ローンのリスケについて、詳しくは下記ページもご参照ください。
住宅ローンのリスケジュールとは

コロナ下で活用できる手段:
国や自治体の支援に申し込む

コロナの影響を受けて生活の維持や事業継続が困難になっている方に向けて、政府や各自治体による補助金や融資の整備が進んでいます。
情報は随時更新されているので、政府、また、ご自身が所属する自治体の情報をこまめにチェックし、該当する支援策があれば申請することも有効です。
政府の発信する情報については下記ページからご覧いただけます。

コロナ下で活用できる手段:
住宅ローンの借換えを検討する

住宅ローンを組んだ条件によっては、借換えることで支払額を減らすことができる場合もあります。
各種サイトで借り換えのシミュレーションが計算できるので、ご自身の借入条件と各銀行の条件を比較されてみてください。
参考: 一般社団法人 全国銀行協会「ローン借り換えシミュレーション

この他、コロナに関連した住宅ローンへの支援策は広がっています。
自暴自棄にならず、根気よく情報をチェックしたり専門家へ相談するなどして、情報を入手しご活用ください

補足:コロナ下で活用できる手段についてのご注意点

上記に、コロナ下で住宅ローンの返済に困った際に活用できる方策をご紹介しました。
ここでご注意いただきたいのは、上記の方策を活用して住宅ローンの支払いを滞りなく済ませていても、住宅ローン以外の支払いを滞納していたために住宅が差押されてしまうケースもあることです。
コロナ下では、想定外の事態が次々に発生するかと思います。
コロナで集客がままならない中で家賃や各種固定費を払うために住宅ローン以外の借入れや税金を滞納してしまうと、それが原因で住宅が差押または競売手続されてしまうことがあるので注意してください。

コロナの影響を受けて住宅ローンに困ったとき、心がけていただきたいこと

任意売却の残債は現実的な金額で返済

コロナから派生する経済状況の悪化で、住宅ローンの返済に困った際に、気をつけていただきたいことがあります。
新型コロナウイルス感染症の拡大や、そこから派生する経済活動の悪化は誰も予想できるものではありませんでした。
想定外の事態では、早まった行動に出てしまったり、不安な心の隙を突かれてしまう、という事態が起こりやすくなります。
すでに、弊社にお問い合わせを下さったご相談者様でも下記のようなケースがございます。
有事の時だからこそ、熟慮した行動を心がけてください。

コロナ下だから心がけていただきたいこと:
不要な借入れをしない

コロナが原因で収入が減る不安から、焦って借入れを増やしてしまう方がいらっしゃいます。
真面目な方ほど目の前の返済に意識が集中してしまい、高金利なキャッシング、カードローン、消費者金融などからの借入れを増やして悪循環に陥ってしまう傾向があります。
こうした借入れ先は、借りるのは簡単ですが、返済していくのはとても大変です。
住宅ローンの返済が厳しいと感じたら、借入れをしてその場を凌ぐのではなく、できるだけ早く専門家へ相談してください。
タイミングが早いほど、幅広い選択肢から未来をつくっていくことができます。
タイミングが早いほど、住宅ローンの返済が困難な状況でも家を手放すことなく状況を打開できる可能性も高まります。

コロナ下だから心がけていただきたいこと:
住宅ローンの滞納を放置しない

新型コロナウイルス感染症の拡大、また、コロナに起因する社会情勢の変化は、誰にとっても予想外でした。
予想外な事態を前にして、コロナ下では、場当たり的な対応になってしまう状況が少なくありません。
住宅ローンの滞納にしても、まったく予想していなかった収入の減少や失業のためにどうしたらいいのかわからず、督促状が届いても放置してしまう方がいらっしゃいます。
住宅ローンの滞納を放置するという行為はどんどんご自身の首を締めることになります。
これは、コロナ下でもコロナに関係ない状況でも変わりありません。
住宅ローンの滞納を放置してしまうと返済方法をリスケジュールするという選択肢がなくなってしまいますし、その他、任意売却に向けた相談などへも支障をきたしてしまいます。
住宅ローンの返済が困難な時に金融機関へ問い合わせることはとても勇気のいる行為だとは思いますが、ご自身のために、放置する行為だけは避けてください。

コロナ下だから心がけていただきたいこと:
不誠実な任意売却業者に惑わされない

コロナ下では、想定外の収入減少や失業でのために住宅ローンが負担になる方が増えています。
そうすると、任意売却業者も増え悪質な業者もいつも以上に出てきます。
先が見えづらいコロナ下で不安を抱えるご相談者様の心の隙をつき、不要な任意売却を進めたり、誤った情報で操ろうとする業者もいるため、注意が必要です。
業者を選ぶ際には、取引の実績や、各種専門家との協力体制、おいしい話ばかりではなく現実を整理する姿勢などから総合的に判断してください。

まとめ

以上、このページでは、コロナの影響を受けて収入減少もしくは失業という事態に直面して住宅ローンへの不安を感じていらっしゃる場合に、 住宅ローンを支払うために活用できる手段、そして、住宅ローン問題を対処する際にコロナ下だから心がけていただきたいことをまとめました。
コロナに起因する経済状況の悪化に対しては、各金融機関や行政から支援策が発表されています。
刻々と変化するコロナに絡む社会情勢の変化に伴い支援策の情報も随時更新されているため、こまめにチェックしてご自身の活動に当てはめてください。
不明点や不安なことがある場合には各機関に用意されている相談窓口なども柔軟に活用されることが得策です。
注意していただきたいのは、コロナ下のような先が見えにくい時期は、焦りや不安から個人個人の判断が鈍ったり、また、心の隙間に付け入る悪徳業者が横行することです。
衝動的な行動は避け、落ち着いて実行に移すよう心がけてください。